翁長知事が国連で「沖縄独立」を宣言する日

9月に国連で「沖縄の自己決定権」訴え、翁長知事が演説

翁長知事がこの9月にも、国連の人権理事会に登壇し、「沖縄の自己決定権」を求めて演説する見通しです。

「沖縄の人々の自己決定権や土地権、環境権、女性の人権などが侵害されている」とした報告書が、国連人権理事会の普遍定期審査(UPR)対米審査報告書に盛り込まれました。2015年5月20日付の琉球新報が報じました。

◆在沖米基地に改善勧告 国連審査報告書、人権侵害など指摘(琉球新報 2015/05/20)
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-243140-storytopic-3.html

この報告書は、9月の人権理事会本会合で採択される見通し。国連への働きかけを続けていた「沖縄『建白書』を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議」の島袋純国連部会長(琉球大教授)は、9月の国連人権理事会での翁長雄志沖縄県知事の登壇をめざしていることを明らかにしました。

翁長知事が国連の場で、「沖縄の自己決定権」を訴えて演説する場面が、全世界に流れる可能性が、現実味を帯びてきました。

 

「自己決定権」って何?

本来「自己決定権」とは、「自らの生命や生活に関して、権力や社会の圧力を受けることなく、本人自身が決定できる権利」のことを意味します。例えば、結婚相手を自由に選ぶ権利、自分が受ける医療を自分で決める権利、髪型や服装の自由、安楽死の問題等々、幅広い範囲での「自分のことは自分で決める権利」を指します。

ところが、現在、沖縄で語られている「沖縄の自己決定権」は、人間のライフスタイルの問題ではなく、沖縄における国防問題を指します。

「沖縄の自己決定権」――この場合の主語は人間ではなく「沖縄」という地域であり、「沖縄のことは沖縄が決める。日本政府の指図は受けない」というものです。

国防や安全保障といった分野は、日本国政府の専権事項です。米軍基地の問題は日本国全体の国防に関する問題であり、県知事が勝手に決めることはできません。

ところが、「沖縄の自己決定権」を振りかざす翁長県知事をはじめとした基地反対派や沖縄メディアは、「自分たちが暮らす土地や海、空をどう使うのかを決める権利は自分たちにある」と主張します。米軍基地の撤去も例外ではなく、日本政府の指図など受けずに、沖縄に決定権があると彼らは主張します。

さらに、いわゆる「沖縄独立派」の人々にとっては、「沖縄の自己決定権」とは「琉球独立」を意味しているということも、忘れてはならないでしょう。

翁長知事の国連演説をセッティングしたのは、なんと「琉球独立学会」の学者!

5月19日に沖縄県庁と外国特派員協会で記者会見した島袋純・琉球大教授とは、どのような人物なのでしょうか。

島袋教授による外国人特派員協会での記者会見

(1)「島ぐるみ会議」の国連部会長

島袋純教授は、基地反対運動をまとめる「沖縄『建白書』を実現し未来を拓(ひら)く島ぐるみ会議」の国連部会長。翁長知事の9月の国連演説を実現するために、国連関係者や加盟国への働きかけを水面下で続けてきました。

(2)「琉球独立」を主張する学者

島袋純・琉球大教授 

公式サイト http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/5343

 

琉球独立学会(琉球民族独立総合研究学会)で基調講演

http://www.acsils.org/shinponado

島袋教授 琉球独立学会での講演

 

「琉球独立学会」の松島泰勝共同代表と共にスコットランドの独立運動を視察

伊波洋一Twitterより

伊波洋一Twitter

 

2014/10/16 【沖縄県知事選スペシャル】沖縄で独立運動は起こりうるのか ――スコットランド独立運動を研究する琉球大学政治学教授・島袋純氏が岩上安身に語る

 

島袋教授が描く「琉球独立」の未来

島袋純氏の公式サイト(http://www.geocities.co.jp/CollegeLife-Cafe/5343/jichitenbou.html)より、一部抜粋

沖縄省政府案(「琉球諸島政府」等)

憲法改正のスケジュール

争点は、憲法9条の改正で、国会の3分の2多数、国民投票が必要となる。全国的には、過半数獲得して憲法改正実現だと思うが、沖縄の投票では、おそらく、過半数に到達しない。つまり、沖縄は、憲法改正拒否
沖縄の人々は、独自の主権国家を作り出しうる、国際法上の単位「人民(People)」(一般にいわれる民族自決権の「民族」)であるとすれば、沖縄が否定した憲法は、沖縄には適用されないと主張できはしないか。つまり、憲法改正国民投票の日までに、沖縄は沖縄独自の国家形成と憲法制定を用意しておく必要が出てくる。

日本連合(沖縄と日本の国家連合案、EU型国家連合)2010~2020あたり

主権の回復:
1) 沖縄は、国際法上、主権国家を形成する自決権(いわゆる民族自決権)を有する「人民(Peaple)」という単位に相当すると宣言。
2) 憲法制定会議を設置し、新しい統治の枠組みを定める沖縄の新憲法を作成し、国民投票に付して主権回復を図る。
3) 英連邦及び欧州連合になぞらえて、沖縄と日本で対等な主権国家の連合体を構築する

(抜粋おわり)

 

たとえ憲法9条改正が国会決議と国民投票で実現しても、沖縄だけはそれを受け入れない、つまり日本国政府の憲法には従わず、独自の憲法を制定するということです。「憲法を守れ」と言っている「9条信者」の彼らが、「この憲法は気にくわないから従わない」というのは、何というダブルスタンダードでしょうか。

もしも翁長知事がこの島袋教授の論ずる「琉球独立」の工程に沿って、憲法を無視して沖縄をリードし、日本全国の左翼が翁長知事を支援して闘争を起こせば、日本国内は一種の内乱状態に陥ります。また、憲法を無視した知事の判断に基づいて中国の侵略を招くようなことになれば、外患誘致罪(刑法81条)にあたります。

※外患罪・・・外国と通謀して日本国に対し武力を行使させ、又は、日本国に対して外国から武力の行使があったときに加担するなど軍事上の利益を与える犯罪。国家の存立に対する罪である。未遂・予備に留まらず、陰謀をすることによって処罰されうる。

 

「沖縄の独立」など、県民は誰も望んでいない

琉球独立を望んでいる県民など、ほとんどいないことは、誰の目にも明らかです。

沖縄県民の意識調査の結果でも、99%の県民は独立に反対していることが明らかになっています。(参考:「沖縄の防衛に関する県民意識調査」2012年5~6月、沖縄在住県民3,086名を対象に聞き取り形式(訪問)で実施)

 

1.中国では沖縄の住民の75%が独立を望んでいると報道しています。これに対して、どう思いますか?

A  独立を望んでいない。   99%
B  独立したいと思っていた。 1%

沖縄の防衛に関する県民意識調査」の公式サイトによれば、この意識調査は、2012年5~6月に、沖縄在住県民3,086名を対象に聞き取り形式(訪問)で実施されたもので、「沖縄の独立」に関しては、独立不支持が99%以上。ほとんどの方が、「聞いたことがない」もしくは「考えたこともない」という回答でした。 また、「独立支持」と答えた人は1%弱(0.86%)であるが、その大半は、20代以下であり、「独立」という現実離れした目新しい言葉に対して、面白半分に答えていたようです。

(参考:沖縄タイムスに掲載された調査結果の全面広告 http://info.hr-party.jp/files/2014/03/xE5kR8ZC.pdf )

琉球独立学会のメンバーはわずか300名ほどであり、上述の意識調査結果と併せてみても、独立を希望する県民はごく少数であることは間違いありません。

翁長知事が「オール沖縄」という言葉を振りかざし、琉球独立派の学者のお膳立てに乗って、国連で勝手に「沖縄の自己決定権」などを主張することは、沖縄県民が誰も望まない「琉球独立」への第一歩となります。 独立して米軍基地を撤去すれば、間違いなく沖縄は中国の自治区となり、人々は「自由」や「人権」を奪われ、沖縄の子供たちの運命を大きく狂わせることになります。

 

早速、中国メディアは「沖縄独立」を大きく報道

5月19日の島袋教授の記者会見を、早速、中国のニュースは「独立」の部分を意図的に強調し、「米軍基地撤去しなければ沖縄独立の選択肢もある」と、大きく報道しました。

日本学者:美军基地若搬迁 冲绳可选择独立 (鳳凰TV 2015/05/19)
http://v.ifeng.com/mil/arms/201505/01094e8d-23f3-4f8d-8b45-2722c499f2a8.shtml

中国では、この記者会見を行った島袋教授の映像とともに、5月17日の3万5000人の県民大会の様子を、繰り返し流しています。沖縄独立を背後で支援する中国によって、まるで「沖縄県民が独立を求めている」「県民の圧倒的支持を得た翁長知事が独立(自己決定権)を訴えて国連で演説する」との、間違ったメッセージが世界に発信されつつあります。

 

 パロディーでは済まされなくなった、翁長知事による「沖縄独立宣言」

翁長知事は、国連でいったい何を訴えるのでしょうか。

今回の国連演説をセッティングしている島袋教授も参加する「琉球独立学会」。彼らの仲間は、かつてこのようなチラシを大量に印刷し、過去の県民大会などで配布していました。(※以下の図をクリックすると拡大します)

荒唐無稽な内容で、ひと目見てパロディーとわかるチラシです。

しかし、最近の翁長知事の言動を見ていると、もはやパロディーと笑って済ませられない状況にきています。

5月20日、翁長知事は外国特派員協会での記者会見で、「琉球独立論」について言及し、琉球独立に心情的に理解を示すとともに「独立するというよりは、日本が切り離すんじゃないか」と述べました。(2015/05/20 J-CAST

琉球独立派と一緒になって、翁長知事は、沖縄をいったいどこへ連れて行こうとしているのでしょうか?

 

※関連リンク 琉球独立派

 

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