なぜ、「原発推進」なのか 3.11国会前国民大会開催報告(その4)

引き続き夕方17時から、第二部として「原発推進」を求める国民集会を開催いたしました。

18時から同じ場所で、「反原発派」も大規模集会を予定しており、続々と国会前に集まり始めた左派の方々の中で、「原発推進」を訴えました。

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若者たちも、次々にマイクを持ち、国会に向かって「僕らは日本を守りたい!」「原発をなくすことは、日本の未来がなくなること」「恐怖心や感情論に流されず、冷静に国防上の危機に目を向けるべき」など、それぞれの主張を訴えました。

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なぜ、「原発推進」なのか

多くの原発が停止しているいま、日本のエネルギーは、中東の石油による火力発電に頼っています。その石油が運ばれてくるタンカーの航路は、「シーレーン」と呼ばれていますが、今、中国はこのシーレーンに位置する南沙諸島で軍事基地を勝手に建設し、南シナ海を実効支配しようとしています。

中東から日本へ石油を運ぶタンカーは、まさにこのシーレーンを通ってくるのです。

もしも中国がシーレーンを封鎖したり、通過するタンカーを止めるようなことがあれば、原発が止まっている日本はすべてのエネルギー補給路を断たれ、あらゆるインフラが止まり、大混乱に陥ります。まさに南沙諸島から台湾にかけてのシーレーンは、日本の生命線なのです。

原発さえ稼働していれば、たとえシーレーンを止められたとしても、日本は生き延びることができます。

vs160312-030もしも日本が原子力発電を手放してしまったら、日本の生命線は中国に握られることになり、中国は「シーレーン封鎖」という外交カードを使って、様々な要求をしてくるでしょう。

中国だけではありません。中国と連携した北朝鮮のような小国であっても、武力を用いることなくそれこそ「口先だけ」で、日本を属国化することが可能になります。

反原発派は、「放射能は怖い」 「原発は危険」と、いたずらに恐怖心をあおり、根拠のないデマをばらまき、日本の原発を次々にストップさせようとしています。この「反原発運動」を、水面下で支援しているのが中国共産党であると言われています。中国のねらいは、「原発ゼロ」と「シーレーン封鎖」によって、日本のエネルギー補給路を断ち、日本を中国の属国にすることです。

一見、環境にやさしく、命を大切にしているように見える「原発ゼロ」「脱原発」ですが、原発をなくすことは、エネルギー安全保障上からも、そして国防上からも、「日本滅亡への道」なのです。

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同じ場所で「原発反対派」も集会をスタート

あたりはすっかり暗くなり、国会正門前の熱気は最高潮に達していました。

18時、国会正門前南庭側歩道では、原発再稼働に反対する市民団体「首都圏反原発連合」が主催する集会が始まりました。

国会議事堂の前では、「反原発派」と「原発推進派」が左右に分かれ、正門前で同時に集会を開催するという前代未聞の事態となりました。

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「原発反対派」集会では、福山哲郎 参議院議員、志位和夫 共産党委員長、精神科医の香山リカ氏、そして菅直人 元総理らが相次いで登壇し、「再稼働反対」「原発ゼロ」を訴えました。

菅 元総理は、「東京を含めた福島第一原発から250キロ圏内、5000万人を避難させるまで紙一重だった」日本の3分の1が壊滅するところだったのに、まだ原発を再稼働させようとしている」と、現政権を批判。その上で、「太陽から地球へ降り注ぐエネルギー総量は現在の人間が使っているエネルギーの1万倍。この1万分の1をちゃんと使えるようになれば、原発も化石燃料もいらないし、エネルギーの奪い合いで戦争することもない」と、脱原発を訴えました。

一方、通りを挟んだ北庭側歩道では、「原発賛成派」を代表し、「福島安全宣言」実行委員会の矢内筆勝 代表がマイクを握りました。

矢内代表は南庭側の菅直人 元総理に対して、

福島では放射能による人的被害はまったく起きていない
「実は福島の放射線は健康被害が起きるほどのものではなく、避難する必要はまったくなかった
「放射線で亡くなった人はいないが、菅政権下における強制避難によるストレスや持病の悪化などで、2,000人もの県民が亡くなっている

ことをあげ、「福島での被害は、菅政権による人災」として激しく糾弾。「そこにいるなら、ここに集まっている数百人の福島県民に謝罪せよ!」と絶叫すると、沿道から大きな歓声が上がりました。

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「原発ゼロ」の危険性を地元・福島から訴え、政府に対して「福島安全宣言」の発布を求める運動を日本全国で展開し、政府や関係機関への働きかけを強めてゆくことを誓い、「原発推進!」のシュプレヒコールで国会正門前集会は幕を下ろしました。