「琉球大虐殺」という新たな歴史戦【勝岡寛次セミナー2】

(勝岡寛次氏 2015年12月13日 JAPANプラスセミナーより)

翁長知事の国連演説の後、「日本軍はかつて26万人の沖縄人を虐殺した」という「琉球大虐殺」なる記事が、中国のメディアに掲載されました。

※参考 中国メディア、知事演説を受けて「沖縄人ルーツは中国人」「日本軍は琉球大虐殺を行った」

南京大屠殺の記事キャプチャ

沖縄戦の犠牲者というのは、最大限見積もっても県民12万2,000人(うち、民間人は10万人)です。26万人の琉球大虐殺というのは、いったい何を根拠にしているのか、さっぱりわからない。荒唐無稽という意外にありません。

「琉球大虐殺」については、中国のネット事典にはこう記載されていました。

「日本軍は米軍の琉球上陸前に、琉球人民を26万人あまりも虐殺した。その虐殺の規模は、南京大虐殺に次ぐ。その血痕は27年後の今もいまだに乾く間もなく、日本の侵略者は勢いを盛り返し、またやってこようとしている」


「琉球大虐殺」は、おそらく沖縄戦での集団自決のことを指しているのでしょう。皆さんもご存じのとおり、これは日本軍が命じたものではありません。


沖縄戦集団自決 虚構の「軍命令」―マスコミの報道ではわからない県民集団自決の真相に迫る!

どんなに多く見積もっても、沖縄戦の中で12万人の犠牲者しか出ていないのです。中国は「日本軍が沖縄県民26万人を皆殺しにし、その虐殺規模は南京大虐殺に次ぐものだ」と言い始めていますが、そんなでたらめは見たことも聞いたこともない。

考えてみると、「南京大虐殺」も、言われ始めたころはこんな感じだったのかもしれないですね。これがどんどん、話に尾ひれがついていくわけです。プロパガンダが何回も行われる中で、あり得ない話が「大化け」をして、今では日本のすべての教科書に載って、日本国民はこのプロパガンダ、大嘘を「真実」だと教えられているわけですね。

「南京」の次のカードとしての「琉球大虐殺」

中国は、この「琉球大虐殺」について「南京大虐殺に次ぐ規模」であると報じています。「南京大虐殺に次ぐ」と言うのですから、南京事件のプロパガンダが、いずれ化けの皮がはがれて収束というか、なかったものだとなったら、今度は「琉球大虐殺」を本気で言いだすことになるのかもしれません。

我々は今後、それを十分に警戒しておく必要があると思います。

 

(3に続く)

「沖縄の民意」も「民族自決権」と同じ意味で使われている【勝岡寛次セミナー1】